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高瀬ダム〜烏帽子岳〜野口五郎岳〜南真砂岳〜湯俣温泉〜高瀬ダム
![]() 烏帽子岳 |
烏帽子岳 2628m 野口五郎岳 2924.3m |
![]() 野口五郎岳 |
日時:’08年7月21日(月)〜7月25日(金) | メンバー:大槻・西上・楠神・坂本 |
天候:7/22晴 ・7/23曇り ・7/24曇り後晴れ |
現地までのアクセス 全走行距離884km |
7/21(月) | 自宅(7:30)−−−JR小泉駅−−−大和郡山−−−天理東IC−−(名阪国道)−−亀山IC−−(東名阪)−−楠JC−−−(名古屋高速)−−−小牧IC−−(名神)−−小牧JC−−(中央道)−−11:00中津川IC−−(R19)−−塩尻−−−15:00大町(買出し)−−−15:40木崎湖キャンプ場(泊) | |
走行距離:397km | 所要時間:約8時間 | |
7/22(火) | キャンプ場(6:05発)−−−七倉駐車場−−−(タクシー約10分/¥2100)−−−高瀬ダム(6:50着) | |
7/24(木) | 高瀬ダム15:40発−−(タクシー)−−七倉駐車場−−−薬師温泉−−−大町(買出し)−−−木崎湖キャンプ場18:00着(泊) | |
7/25(金) | 往路と同じルート |
登山口となる高瀬ダムへは、七倉でタクシーに乗り換えるか、歩くしかない。七倉には無料の広い駐車場と宿泊可能な七倉山荘と公衆トイレがある。七倉から先は東電の管理道路となり、7/19からは5時半から開門になったこともあり、七倉に着いた時には、登山者の姿は殆どなかった。我々も登山届けを書き、待機していたワゴンタイプのタクシーに乗り込む。 なおタクシーは東電から許可された2社のみである。 大町名鉄タクシ−<0261-23-2323> アルプス第一交通<0261-22-2121> また帰りはダムにタクシーが待機していなければ、ダム管理事務所前の公衆電話から連絡すれば、七倉から10分程で迎えに来る。 |
登山コースとコースタイム コースマップ |
7/22(火) | 高瀬ダム(7:00発)---(22分)---ブナ立尾根取---(75分)---NO.7(8:50)---(70分)---三角点(10:25)---(40分)---NO.2(11:05)---(35分)---烏帽子小屋(11:52着・泊) | |
所要時間:4時間52分 | 歩行時間:約4時間 |
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ブナ立尾根と 烏帽子岳 (高瀬ダムより) |
赤牛岳と薬師岳 (烏帽子小屋より) |
烏帽子小屋と 前烏帽子 |
三ツ岳方面 (烏帽子小屋近くより) |
唐沢岳・餓鬼岳・燕岳・大天井岳 (烏帽子小屋近くより) |
ダムの堰堤上は既に標高1300mに近く、Tシャツでは少々寒く感じるほど。天気も良くダムからは明日登る予定の烏帽子岳も確認できた。 湖面に向かって右のトンネルを抜け、長い吊橋を渡り砂の堆積した河原を歩くこと20数分で、ブナ立尾根の取り付きに着く。この少し手前に水場がある。 取り付き点で標高は1300m強、標高差にして1200mの急登が始まる。尾根は北アルプス3大急登の一つだけあって急な登りの連続だが、美しい樹林は適度に日差しを遮り、道も良く整備され歩き易い。また尾根には上から下へ1番〜12番まで番号がふられているので、これもよい目安になっている。 昼前に小屋に着いたが、我々は明日は野口五郎小屋までと云うこともあり、早速ビールで乾杯し、その後昼食を摂りのんびりと過ごす。我々以外の登山者は殆ど、この日のうちに烏帽子岳を往復したようだ。 |
7/23(水) | 烏帽子小屋(5:35発)---(47分)---烏帽子岳(6:22−6:35)---(45分)---烏帽子小屋(7:20-7:40)---(60分)---三ツ岳手前---(110分)---野口五郎小屋(11:05着・泊) | |
所要時間:5時間30分 | 歩行時間:約4時間20分 |
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烏帽子岳 (前烏帽子より) |
イワキキョウ (烏帽子小屋前) |
コマクサ (烏帽子小屋前) |
野口五郎小屋 (頂上より) |
野口五郎頂上 後方は水晶岳 |
登山者の多くは水晶方面に出発し、烏帽子に向かうのは我々のみ。前烏帽子まで来ると、写真で見慣れた烏帽子の岩峰が姿を見せる。一旦下り縦走路と別れ、烏帽子の登りに掛かる。直下の岩場で男性一人が追いつき、先に上がってもらう。岩場はクサリもあり、ホールドもしっかりしていて、危険は感じない。頂上は10人も上がれば一杯になるほど非常に狭い。 小屋に戻ると、当然登山者は誰もおらず我々も、野口五郎へ。雨は降りそうもないが、スッキリしない空模様で、薬師岳や赤牛岳の頂上はガスに隠れたままだ。 僅かだがキャンプ場へ下ると、後は三ツ岳まで緩やかな登りが続く。約1時間で三ツ岳手前の標識がある地点に到着、ここで最初の休憩を取る。三ツ岳周辺ではコマクサが多く見られると聞いていたが、想像していた以上にたくさんのコマクサが登山道脇の斜面に咲いており、また運の良いことに丁度見頃だった。一度にこんなに多くのコマクサを見たには、今までには無かったように思う。 道は三ツ岳の頂上は通らず、西側を巻ている。次のピークも地図では東側を巻くようになっているが、登山道にまだ雪が残っているので、右(尾根を直進)への指示板があり、指示に従い尾根上の道を歩く。小さなアップダウンを繰り返し、11時過ぎには野口五郎小屋に着いた。昨日と同様早速ビールで乾杯。 まだ夕食までタップリ時間もあったので、頂上を往復する。頂上まで15分もあれば十分だ。槍ケ岳の眺望を期待したが、穂先はガスに隠れ姿を見せることはなかった。 |
7/24(木) | 野口五郎小屋(5:40発)---(12分)---野口五郎岳(5:52-6:00)---(37分)---分岐(6:37)---(62分)---南真砂岳(7:49-8:07)---(82分)---湯俣岳(9:29)---(100分)---展望台---(25分)---晴嵐荘(12:15-12:55)---(55分)---名無避難小屋---(20分)---車道終点---(65分)---高瀬ダム(15:30着) | |
所要時間:9時間25分 | 歩行時間:約7時間40分 |
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鷲羽岳とワリモ岳 (竹村新道分岐より) |
南真砂岳と槍ヶ岳 | 槍ヶ岳 (南真砂岳より) |
真砂岳と野口五郎 (南真砂岳より) |
小屋を発つ頃には小屋周辺のガスも晴れ、まずは頂上へ。頂上からの展望を期待したが、昨日と同じく立山や針ノ木等北ア北部の山は姿を見せず、槍もまだガスがかかったままだ。今日はこの3日間で一番長い距離を歩くこともあり早々に下り、竹村新道への分岐に向かう。鞍部に下り切る頃にようやく槍方面のガスも切れ始め、青空も急速に広がってきた。次の真砂岳は縦走路から外れており、10分程で頂上を踏むことができるが、そのまま分岐へ。 南真砂岳への道は痩せ尾根や足場の良くない箇所もあるが、要所に木製の梯子やロープは掛けられれ、安全に通過できる。道は南真砂岳頂上の手前を左に下るようになっているが、ザックを置き頂上に上がる。頂上からは槍ヶ岳は勿論、表銀座の山や裏銀座の山々のすばらしい展望だ。 南真砂岳から槍を右手に見ながら下る。樹林帯に入ると間もなく湯俣岳との鞍部に。付近は鳥の鳴き声も聞こえる美しい森が広がっており、ここから最後の登りが緩やかに湯俣岳まで続く。湯俣岳は登山道から10mほど左に上がった所にあり、樹間から槍・鷲羽・野口五郎が見え、ここで3度目の休憩をとる。これ以降樹林帯の中を、黙々と下る。途中の槍の見える展望台で最後の休憩をとり、昼過ぎ湯俣温泉の晴嵐荘に着いた。晴嵐荘の方に水と建物脇のスペース利用の了解を得、持参した昼食を摂る。 晴嵐荘から吊橋を右岸に渡るとほぼ平坦ではあるが、高瀬ダムまで10km近く歩かなければならない。名無避難小屋まで1時間弱、そこから約20分で車道の終点の広い駐車スペースに出る。後は未舗装の車道を歩き、最後の長いトンネルを抜けると終点の高瀬ダムである。 |
その他・見所・宿泊施設 |
烏帽子小屋 一泊2食¥8500 水¥200/1L <090-3149-1198> 7/22の宿泊者は30名〜40名 野口五郎小屋 一泊2食¥8500 水¥200/1L <090-3149-1197> 7/23の宿泊者は9名 木崎湖キャンプ場 詳細はホームページで <0261-23-3939> |