山形 月山 ・ 朝日岳 |
A朝日岳 | |||
日時:2019.7.31(水)〜8.1(木) | 天気:7/31 曇り(ガス・強風)・8/31曇り後晴れ | メンバー:YOサン・私 | |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ: Trackデータ |
今回の山行は、100名山を目指すYOさんのお誘いによるものである。 過去には福島県の山にも出掛けたが、何れも現地日帰りか、食事・寝具提供の山小屋を利用した山行だった。しかしこの山は福島より更に遠く、しかも食事も寝具も無い避難小屋を利用しなければならず、今回のお誘いが無ければ、行くことはなかっただろうと思うと、YOさんに感謝である。 |
現地まで |
7/31 山形市十日町・BH5:15−−−山形中央IC−−(東北中央道・山形道)−−月山IC−−−6:30古寺鉱泉登山口駐車場 | ||
走行距離 :約69 km | 所要時間:約1時間15分 | |
8/1 古寺鉱泉登山口駐車場−−(入浴・昼食)−−山形駅(食事)19:47−−−(夜行バス)−−8/2 7:35大阪難波OCAT |
山形市内ビジネスホテルから登山口までレンタカーで移動。 事前の知識では古寺鉱泉手前の駐車場は30台程度、「満車でなければ良いのだが」と思いつつ現地に向かう。 初めての地で地理は判らず、月山ICからナビに任せて南下・・・、地蔵峠から約2kmの所で右折し、道はは狭いが全て舗装された古寺鉱泉への林道に入る。林道終点では大きな建物が建設中(観光案内所?)で、その手前には新たに百数十台は駐車可能と思われる広い駐車場も整備されていた。 到着時の駐車台数はは30〜40台程度。 トイレは駐車場内に簡易式のものが設置されている。 |
登山コースとコースタイム |
所要時間:約12時間43分 | 歩行時間:約10時間15分 | 距離:約20.5km | |
累積標高:+2431m/−2403m | 山で出会った人:多数 |
古寺鉱泉〜大朝日岳 コース全般において特に危険と思われるような箇所は無い。 鉱泉から古寺山手前まで、展望が効かない樹林内を歩く。ハナヌキ峰分岐までは一部急な所もあるが、長く続くことはない。途中の一服清水では美味しい湧水があり、休憩には最適。 ハナヌキ峰との分岐を過ぎれば、古寺山への急な上りが始まる。このコースの中では、一番キツイ上りかも知れないが、こちらにも途中三沢清水があり一息つける。 古寺山頂上では行く手を遮るように、小朝日岳が正面に聳えている。天気が良ければ直登も有りだが、上っても展望は得られるはずも無く、また明日にはどうしても頂上を踏む必要があることも有り、楽な方の巻道に進む。 頂上からの道と合流した後、若干下った鞍部から再度登り返すと、銀玉水まで起伏の少ない尾根が続く。晴れていれば素晴らしい眺めだろうが、今日は時折体が持って行かれそうな強風が吹いている。 銀玉水まで来れば、小屋までワンピッチも無い、タップリ休憩し最後の上りに備える。 予定では此処で水を汲み、小屋まで担ぎ上げるつもりだったが、時間はまだ12時過ぎ、未だタップリ時間があるので、あえてザックを重くする必要も無く、小屋に着いから空身で金玉水に行くことにする。 銀玉水から再び上りが始まる。標高差は100m位だが、出発から6時間近く経ち、疲れた足にはこたえる。この最後の上りを終え、再び緩やかになった尾根を暫く進むと、ガスの向こうに小屋が現れた。 ガスと強風のため、頂上は明日の朝に登るこことし、小屋に上がる前に金玉水まで水を汲みに行く。水場往復に30分少々かかった。 この日の宿泊者は二十数人で、ユッタリ過ごすことが出来た。 二日目の朝、昨日に比べ風も幾分弱まり、青空も見え始める。ザックは小屋前に置き空身で頂上に向かう。 天気は回復基調とは言え、次々雲が湧き出し、しばしば視界は遮られるが、昨日辿って来た尾根、そして今日向かう鳥原山も視界に捉える事ができた。 古寺鉱泉ルートについては、大江山岳会HPに詳しく紹介されている。 小朝日岳〜鳥原山〜朝日鉱泉 復路は小朝日岳巻道分岐まで昨日と同一ルート。 分岐で小休止後、小朝日岳の頂上を目指し急坂を上がる。荷物は未だ重いので、頂上まで30分は掛かると覚悟するが、意外にも急坂は10分少々で終了、思いのほか早く頂上に着いた。頂上からの展望は素晴らしいと聞いていたが、大朝日岳依然として雲がまとわり、晴れる気配はない。南に目を向ければ、此れから向かう鳥原山がナダラカナ姿を見せている。 小朝日頂上直下は急でザレて滑り易い斜面もあり、都合2ヵ所にロープが設置されている。鞍部からは緩やかにそして広くなった尾根を上がると鳥原山に着く。頂上手前には大朝日から小朝日への展望に優れた所もあり、休憩には最適だ。なお三角点は縦走路から数メートル離れた所に有る。三角点から緩やかに下ると大きな湿原があり、その手前で鳥原小屋・朝日鉱泉方面と古寺鉱泉への道が分岐する。此処は左に折れ古寺鉱泉へと向かう。以降展望が効かない樹林帯が続く。ぶな峠への分岐を過ぎ尾根の傾斜も増し、川の音も聞こえるて来ると古寺鉱泉は近い。 |
その他・見所・関連山行 |
大朝日小屋 大江山岳会が管理され、シーズン中は管理人が常駐する避難小屋、当然食事や寝具やマットの提供は無い。 小屋使用料は¥1500円/人 詳細は大江山岳会HP参照 水沢温泉館 国道112号線沿い、”道の駅にしかわ”に併設された日帰り温泉。 入浴料300円 |
@月山 | |||
日時:2019.7.30(火) | 天気:曇り(ガス・強風) | メンバー:YOサン・私 | |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ: Trackデータ 使用方法 |
当初「月山」の予定は無く、山形駅に着いたその足で、大朝日小屋まで行く計画だった。 その場合、山形駅前で朝食や買出しをし、レンタカーの手続きをしていると、登山口に着くのが10時前後と思われた。 日帰り装備であれば16時頃には小屋に着けるだろうが、今回は避難小屋泊り、食料・水・寝袋等、日頃持ったことのない重量を担がなければならない。 日暮まで時間があるとは云え、不測の事態が発生した時のことを考えると、早朝出発が望ましいと判断・・・。 日程を一日追加し、初日に日帰り装備でしかも短時間で往復出来る「月山」に行くことにした。 尚、YO氏は”月山”は2度目、私は初めて。 |
現地まで |
7/29 大阪難波OCAT20:00−−(夜行バス)−−7/30・7:40山形駅(食事・買出し)8:30−−−山形中央IC−−(東北中央道・山形道)−−月山IC−−−9:30姥沢駐車場 | ||
走行距離 :約59 km(山形駅−姥沢駐車場) | 所要時間:約1時間 | 走行距離 :59km |
山形駅から登山口までレンタカーで移動。 天気が良くないのか、遅い到着時間にもかかわらず、広い駐車場は空が目立つ。 清潔なトイレ有り、駐車料金は無料。 但し入山に際し、月山環境美化協力金200円/人が必要。 |
登山コースとコースタイム |
![]() コース概要図 |
09:30駐車場09:50 ↓(12) 10:02月山リフト乗場10:05 ↓(15) 10:20リフト上駅10:28 ↓(24) 10:52姥ヶ岳11:02 ↓(32) 11:34牛首 ↓(50) 12:24月山(神社・三角点)13:10 ↓(30) 13:40牛首 ↓(43) |
14:23リフト上駅 ↓(15) 14:38月山リフト乗場14:47 ↓(10) 14:57駐車場 |
所要時間:約4時間 | 歩行時間:約3時間 | 距離:約7.2km | |
累積標高差:+780m/−763m | 山で出会った人:多数 |
所要時間:約5時間7分 | 歩行時間:約3時間20分 | 距離:約11km | |
累積標高差:+1157m/−1132m |
古くから信仰の山で、登山道は良く整備されていて、ガスっていても迷うような所はなかった。 また花も沢山咲いていたが、濃いガスと強い風で、ユックリ鑑賞する余裕はなかった。 往路(姥ヶ岳経由)〜頂上 頂上まで特に危険な箇所はなかったが、姥ヶ岳南東斜面では、一部登山道が雪渓に隠れている所があった。天気が良ければ、表面はシャーベット状になり歩けたと思うが、今日は10時を過ぎているのに、表面は未だ凍っていた。このため雪渓を避け、登山道ではないが、雪渓際の草地の斜面をあがった。 牛首を過ぎると、岩がゴロゴロした急な登りになるが、赤いペンキでこまめにマーキングされているので、ガスの中でも見落とすことも無く通過できた。 三角点は月山神社(最高点)には無く、弥陀ヶ原方面に100m少々進んだ、左側の尾根上に有る。標高は1979.8mで、最高点より4m程低い。 復路(牛首〜トラバースルート) 牛首から少し下ると雪渓が現れた。これが牛首の雪渓なのか、ガスで末端が見えない。 表面は凍っておらず、傾斜も思っていたより緩やかなので、問題なく下ることができた。 雪渓末端に着く頃、急にガスが晴れ始める。これ以降も幾つか雪渓を渡るが、何れも傾斜は緩く、緊張するような箇所はなかった。ただ早朝表面が凍っている時は、アイゼンが無ければ雪渓の通過には手こずるかも知れない。 雪渓を抜けると後は木道を淡々と行けば、姥ヶ岳との道と合流する。 |
その他・見所・関連山行 |
水沢温泉館:国道112号線沿い、”道の駅にしかわ”に併設された日帰り温泉。 入浴料300円 月山神社:拝観料500円 |