大峰 大普賢岳・行者還岳・七曜岳・伯母谷覗 No.1 奈良県上北山村・天川村・川上村 |
![]() 大普賢岳(2006・3・4) |
![]() 一ノ垰〜行者還岳〜七曜岳 |
![]() 七曜岳〜大普賢岳〜伯母谷覗 |
I「ヒュッテ〜笙ノ窟〜大普賢岳〜阿弥陀ヶ森〜伯母谷覗」往復 | ||
日時:2019.10.20(日) | 天候:曇りのち晴れ | メンバー : 単独 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
現地まで |
自宅(広陵町)5:00−−−桜井−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−6:40上北山村・和佐又ヒュッテ | |
所要時間:約1時間40分 | 距離:約67.2km |
和佐又ヒュッテへは、トンネルを抜けるとすぐ右折し和佐又林道を上がる。約10分でヒュッテに到着。 ヒュッテ前駐車場は料金1000円、清潔なトイレあり。 到着時には12〜13台の駐車あり |
登山コースとコースタイム |
和佐又ヒュッテ7:00−−(14)−−7:14和佐又のコル−−(43)−−7:57笙ノ窟8:07.−−(12)−−8:19日本岳のコル−−(13)−−8:32石の鼻−−(6)−−8:38小普賢ノ肩−−(36)−−9:14奥駈道分岐−−(5)−−9:19大普賢岳9:40−−(52)−−10:32脇の宿跡−−(11)−−10:43女人結界−−(25)−−11:08伯母谷覗11:39−−(25)−−12:04.阿弥陀ヶ森ピーク−−(13)−−12:17女人結界−−(76)−−13:33奥駈道分岐13:44−−(35)−−14:19石の鼻−−(9)−−14:28日本岳のコル−−(12)−−14:40笙ノ窟14:49−−(31)−−15:20和佐又のコル−−(15)−−15:35和佐又ヒュッテ | ||
所要時間:8時間35分 | 歩行時間:約7時間10分 | 距離:約14.2km |
累積標高:+1342m/−1343m | 山で出会った人:約20人 |
和佐又ヒュッテ〜大普賢岳 笙ノ窟までは比較的なだらかで、特に危険を感じるような所はない。ここから先、登山道は急俊になるものの、階段や梯子が何箇所にも架けられているので、安全に通過でききる。だが階段等が無い箇所においても、注意を怠ると滑落する危険な箇所は幾つもある。 特に下りは笙の窟まで気を抜くことは出来ない。 頂上まで展望はあまり良いとはいえないが、途中の”石の鼻”の岩に上がれば、これから向かう大普賢はもとより、南には弥山・八経、北には伯母谷覗き、更には東に台高山系と大きな展望が広がる。また頂上では西側にも視界が開け、稲村ヶ岳や山上ヶ岳が望める。 大普賢岳〜伯母谷覗 この間は5年前にも歩いているが、その時はさほど思わなかったかったが、今回は大普賢から脇宿手前まで下りが長く感じられた。 急な箇所は無いが脇宿手前まで標高にして200m少々下った後、結界門まで約100mを上る。ここから柏木方面に標高差100m弱下ると伯母谷覗だ。 此処まで展望はあまり良くなかったが、伯母谷覗から見る大普賢岳は圧巻だ。 |
H沢コース〜キャンプ場〜笙ノ窟〜大普賢岳〜七曜岳〜無双洞〜和佐又ヒュッテ〜沢コース入口 | ||
日時:2019.6.25(火) | 天候:晴れ→曇り | メンバー : 単独 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
現地まで |
自宅(広陵町)5:20−−−高取町−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−6:55上北山村・和佐又林道 | |
所要時間:約1時間35分 | 距離:約64.9km |
沢道コース入口は、新伯母峰トンネル南口から林道を1km少々上がった所にある。丁度林道が大きく左にカーブする地点で、カーブ手前の山側には駐車に適した広いスペースがある。 |
登山コースとコースタイム |
沢コース入口7:10−−(61)−−8:11キャンプ場−−(13)−−8:24和佐又のコル8:37−−(39)−−9:16笙ノ窟9:31−−(10)−−9:41日本岳のコル−−(12)−−9:53石の鼻9:57−−(10)−−10:07小普賢ノ肩−−(32)−−10:39奥駈道分岐−−(6)−−10:45大普賢岳11:18−−(58)−−12:16稚児泊−−(15)−−12::31七ツ池−−(11)−−12:42七曜岳12:58−−(3)−−13:01和佐又分岐−−(60)−−14:01無双洞14:12−−(40)−−15:02底無し井戸−−(24)−−15:26岩本新道分岐15:33−−(24)−−15:57和佐又のコル−−(15)−−16:12和佐又ヒュッテ−−(33)−−16:45沢コース入口 | |||
所要時間:約9時間35分 | 歩行時間:約7時間45分 | 距離:約16.5km | 歩数: 歩 |
累積標高:+1572m/−1549m | 山で出会った人:10人 |
大普賢〜七曜岳 この間は距離にして2.5km程の短い中に、穏やかな縦走路も有れば、鎖場がある岩場、庭園の趣を持った森など、変化に富んだ縦走路である。 大普賢頂上を南に下ると、尾根東側が大きく切れ落ちた水太覗に出る。当然展望は良く、遠くには大台ケ原が、また目の前には切れ落ちた谷と小普賢の岩峰、そして三角形をした端正な大普賢等、素晴らしい眺めだ。 此処から暫く、多少のアップダウンがあるが、国見岳まで比較的穏やかな道、途中に有る弥勒岳は国見岳共々頂上は通過していない。 国見岳を下ると、薩摩転び(転げ?)や内侍オトシ(ナイジオトシ)と呼ばれる鎖場が連続するが、どれがそれに相当するかは良く分からない。この鎖場を通過すると、稚児泊と呼ばれる広場出る。テントなら数張り張れそうだが、水場は無さそうだ。 その後尾根は広くなり、苔むした美しい森を緩やかに下って行くと、七ツ池が現れる。深くて多きな窪地だが、水は溜まっていない。 七ツ池まで来ると、七曜岳まで後僅か、険しい上りには梯子や鎖が架けられている。 頂上は特に西に展望が良く、バリゴヤの頭と稲村岳が並んだ姿は迫力あり。 七曜岳〜無双洞 頂上直下(南側)にも鎖があるものの、無双洞分岐まで険しい箇所はない。 無双洞へ下る尾根の下り始めはかなり急で滑り易く、木の根も露出しているので足を引っかけないよう慎重に下る。尾根が緩るやかになり、分岐から約30分経過した頃、無双洞方面を示す道標が前方に見え、それに従いへ左斜面を下る。斜面は広くそのうえ急傾斜、テープが沢山あり、問題なく下降出来たが、もしテープ無ければ、コース取りには苦労しそうな所だ。 斜面から尾根に乗つても急坂が続き、無双洞まで気を抜くことは出来ない。 無双洞〜和佐又のコル 無双洞の手前、水簾ノ滝上で水量のある谷を渡り、暫くトラーバース道を行くと、大きな石がゴロゴロした流れの無い谷に突き当たる。一瞬道が途切れたかと思う所だが、岩に着けられた赤いペンキに導かれ、上流部から左岸の急斜面を上がれば大きな岩の下に出る。 この岩下を右に廻り込むように上れば、高度差のある急な岩場(全体は見えない)の下に着く。鎖もあり足場もしっかりしているが、何分高度差があるので、三点確保で慎重に登る。上り詰めた所が底無し井戸で、丸くて黒い穴がポッカリ空いている。 底無井戸の先にも滑落注意の看板もあったが、この箇所を過ぎると和佐又のコルまでほぼ水平の穏やかな道となる。 |
G「沢コース〜和佐又キャンプ場〜笙ノ窟〜大普賢岳」往復 | ||
日時:2018.7.21(土) | 天候:晴れ | メンバー : 単独 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
現地まで |
自宅(広陵町)−−−高取町−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−上北山村・和佐又林道 | |
所要時間:約1時間分 | 距離:約71km |
沢道コース入口は、新伯母峰トンネル南口から林道を1km少々上がった所にある。丁度林道が大きく左にカーブする地点で、カーブ手前の山側には駐車に適した広いスペースがある。 |
登山コースとコースタイム |
沢コース入口7:10−−(60)−−8:10キャンプ場8:20−−(12)−−8:32和佐又のコル−−(53)−−9:25笙ノ窟9:33−−(11)−−9:44.日本岳のコル−−(15)−−9:59石の鼻9:04−−(5)−−10:09小普賢ノ肩−−(36)−−10:45奥駈道分岐−−(7)−−10:52大普賢岳11:35−−(4)−−11:39奥駈道分岐−−(26)−−12:05小普賢ノ肩−−(8)−−13:13石の鼻−−(8)−−12:21日本岳のコル−−(16)−−12:37.笙ノ窟12:42−−(37)−−13:19和佐又のコル−−(14)−−13:33和佐又ヒュッテ13:54−−(40)−−14:36沢コース入口 | |||
所要時間:約7時間30分 | 歩行時間:約5時間50分 | 距離:約11km | 歩数: 歩 |
累積標高:+1024m/−1111m? |
沢道コース 西日本を襲った豪雨も奈良では幸いにも大きな被害は無かった。それでも沢筋は多少は荒れているのではと予想していたが、湧き水付近で登山道を塞ぐ倒木があったくらいで、それ以外目立った荒れは無かった。 和佐又キャンプ場〜大普賢岳 朝日ノ窟と笙ノ窟の間で、大木と大きな岩が登山道を塞いでいたが、大木は谷側で跨ぎ、岩は谷側を廻り込むようにして通過。それ以外、登山道は痛んだ所は無い。 |
F「沢コース〜和佐又キャンプ場〜笙ノ窟〜大普賢岳〜経函石」往復 | ||
日時:2015.8.15(土) | 天候:晴れ | メンバー : 単独 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
現地まで |
自宅(広陵町)4:40−−−高取町−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−6:20上北山村・和佐又林道 | |
所要時間:約1時間40分 | 距離:約70.5km |
沢道コース入口は、新伯母峰トンネル南口から林道を1km少々上がった所にある。丁度林道が大きく左にカーブする地点で、カーブ手前の山側には駐車に適した広いスペースがある。 |
登山コースとコースタイム |
沢コース入口6:38−−(55)−−7:33キャンプ場−−(14)−−7:47和佐又のコル7:54−−(42)−−8:36笙ノ窟8:44−−(8)−−8:52日本岳のコル−−(12)−−9:04石の鼻9:08−−(10)−−9:18小普賢ノ肩−−(34)−−9:52奥駈道分岐−−(6)−−9:58大普賢岳10:19−−(19)−−10:38経函石分岐−−(9)−−10:47経函石−−(5)−−10:54経函石分岐11:02−−(16)−−11:18奥駈道分岐−−(28)−−11:46小普賢ノ肩−−(7)−−11:53石の鼻−−(8)−−12:01日本岳のコル−−(9)−−12:10笙ノ窟12:30−−(36)−−13:06和佐又のコル−−(15)−−13:21和佐又ヒュッテ−−(46)−−14:17沢コース入口 | |||
所要時間:約7時間40分 | 歩行時間:約6時間20分 | 距離:約11.8km | 歩数:22500歩 |
沢道コース 登山口から右岸の植林内を行くが、植林は数分で抜ける。以降谷は荒れた所もなく、美しい自然林の中を緩やかに上って行く。途中には道標やテープもあって、迷いそうな箇所もない。道は谷を外れると南に向きを変え北斜面を上がって行く。この道はヒュッテ上のバンガローと上部キャンプ地の中間付近のコンクリート舗装の車道(林道)に出る。 和佐又キャンプ場〜大普賢岳 笙ノ窟までは比較的なだらかで、特に危険を感じるような所はない。ここから先、登山道は急俊になるものの、階段や梯子が何箇所にも架けられているので、安全に通過でききる。だが階段等が無いから安全と云うことではなく、注意を怠ると滑落する危険な箇所は幾つもある。 頂上まで展望はあまり良いとはいえないが、途中の”石の鼻”の岩に上がれば、これから向かう大普賢はもとより、南には弥山・八経、北には伯母谷覗き、更には東に台高山系と大きな展望が広がる。また頂上では西側にも視界が開け、稲村ヶ岳や山上ヶ岳が望める。 大普賢岳〜経函石 頂上から分岐まで戻り、奥駈道を山上ヶ岳方面に進み、小さなピーク(北の小普賢?)を越えた先に経函石への分岐がある。目印の石の道標と錫杖から右に折れ、緩やかな斜面を100m程行くと崖に突き当たる。経函石はこの崖下20〜30m程の所にある。何分半端な斜面ではなく、残置されたロープとザイルを頼りに慎重に下る。 岩肌に四角く彫られた小さな窪みには、お経が納められていたとのこと。 |
E「ヒュッテ〜笙ノ窟〜大普賢岳〜阿弥陀ヶ森〜伯母谷覗」往復 | ||
日時:2014.6.15(日) | 天候:曇り | メンバー : Iサン・私 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
明星ヶ岳以北の大峰山系には出かける機会も多く、ここ数年の間でも何度も訪れた場所もある。唯、阿弥陀ヶ森〜大普賢岳の間は、初めて大峰山系縦走(山上ヶ岳〜弥山)して以来、42年間歩いていなかった。 この間を日帰りで、しかも車1台で歩くには山上ヶ岳から、柏木から、大普賢岳からそれぞれ往復するしかない。 今回は一番距離が短く、時間も短いと思われる大普賢岳から往復することにした。 |
現地まで |
自宅(広陵町)5:05−−−高取町−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−7:00上北山村・和佐又ヒュッテ | |
所要時間:約1時間55分 | 距離:約71km |
和佐又ヒュッテへは、トンネルを抜けるとすぐ右折し和佐又林道を上がる。約10分でヒュッテに到着。 ヒュッテ前駐車場は料金1000円、清潔なトイレあり。 到着時には既に約20台の車と、小型バス1台の駐車あり、ヒュッテに宿泊した方もかなり居たようだ。 |
登山コースとコースタイム |
和佐又ヒュッテ7:10−−(16)−−7:26和佐又のコル−−(34)−−8:00笙ノ窟8:07−−(8)−−8:15日本岳のコル−−(11)−−8:26石の鼻−−(8)−−8:34小普賢ノ肩−−(25)−−8:59奥駈道分岐−−(5)−−9:04大普賢岳9:17−−(45)−−10:02脇の宿跡−−(7)−−10:09女人結界10:18−−(17)−−10:35伯母谷覗11:32−−(17)−−11:49阿弥陀ヶ森ピーク−−(5)−−11:55女人結界−−(57)−−12:52奥駈道分岐−−(32)−−13:24石の鼻13:43−−(6)−−13:49日本岳のコル−−(10)−−14:03笙ノ窟−−(30)−−14:33和佐又のコル−−(15)−−14:48和佐又ヒュッテ | ||
所要時間:7時間38分 | 歩行時間:約5時間48分 | 距離:約13km |
D一ノ垰〜行者還岳〜七曜岳〜大普賢岳〜和佐又 | |||
日時:2013.6.4(火) | 天気:晴→曇り | メンバー:Tサン・Fサン・Iサン・私 | |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Tractデータ |
現地まで |
自宅(4:20)−−高取町−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169) −−大迫ダム−−(R169)−−上北山村和佐又ヒュッテ(1台デポ) −−上北山村天ケ瀬−−(R309) −−行者還トンネル東口(6:45) | |
和佐又ヒュッテまで:約67km/約1時間30分 | 和佐又ヒュッテ→行者還トンネル東口:17.5km/45分 |
トンネル東口から登山口までの林道は綺麗に復旧されたものの、駐車スペースはまだ復旧されておらず、トンネル手前の路肩に駐車。 |
登山コースとコースタイム |
行者還トンネル東口7:00---(5)---登山口---(58)---8:10一ノ垰8:24---(75)---9:46行者還小屋----(18)---頂上分岐---(11)---10:25行者還岳10:35 ---(58)---無双洞分岐 ---(5)---11:43七曜岳12:24---(45)---13:15国見岳直下---(45)---14:04水太覗14:15---(15)---14:30大普賢岳14:41---(70)---15:56笙ノ窟---(35)---和佐又のコル---(15)---和佐又ヒュッテ16:50 | ||
所要時間 :9時間50分 | 歩行時間 :約7時間30分(写真撮影の時間も含む) | 距離:約12.6km |
行者還トンネル〜一ノ垰 トンネル左の林道入口には進入禁止のロープが張られているが、これは車両に対するものと思われ、歩行者の進入は可能。2年前の台風で崩落した林道は綺麗に復旧されていた。 トンネル西口からの尾根ルート2本に比べ、傾斜も緩く大きな段差も無く歩きやすい。若干植林はあるが自然林が中心の美しい尾根。 一ノ垰〜行者還岳 行者還小屋までは大きなアップダウンはない。周囲は明るい美しい森で、尾根の美しさは一級品。 視界も所々に開け、弥山や大普賢岳を眺めながら歩くことが出来る。 目的の一つ、シロヤシオは丁度見頃だったが、相対的には花の付きは良くないようだ。 行者還小屋の先、水場からは急な木製の梯子が架けられいるが、濡れていれば滑り易そうなので注意。 行者還岳頂上の南側の崖上に一箇所開けた箇所があり、眼下の奥駈道や弥山が見える。 また頂上にはシャクナゲの木が多く自生しているが、花の数は非常に少なく盛りも既に過ぎていた。 行者還岳〜七曜岳 七曜岳が近づくと道も次第に険しくなり岩場も現れ、梯子が掛っている箇所もあり、また頂上直下両方にも鎖が掛っている。 頂上からは大普賢岳・稲村ヶ岳・弥山等、素晴らしい眺めがある。 七曜岳〜大普賢岳 この間は岩稜もあれば穏やかな尾根もあったり、変化に富んでいる。岩稜のトラバース箇所には鎖も張られ、安全に通過できる。行者還岳同様シャクナゲも多くあり、国見岳付近からは見頃のなったシャクナゲを各所で見ることができた。 東側が大きく開けた水太覗からの眺めは、覗き込むと足が竦む深い谷、ピラミダルな大普賢岳とそれから東に続く岩峰の小普賢等、圧倒される。 大普賢岳頂上は言うまでも無く、大峰山系は勿論、台高山系まで素晴らしい展望だ。 大普賢岳〜和佐又ヒュッテ 特に頂上から笙ノ窟間は非常に険しく、梯子・階段・桟道が多く掛けられている。このため安全に通過できるようになっているが、それでも下りは慎重な動作が要求される。石ノ鼻から振り返って大普賢・小普賢の険しさを目の当たりにし、これらの設備があるからこそ、このルートが利用できることを改めて認識した。 笙ノ窟を過ぎると道は緩やかになり、以降坦々とヒュッテまで下る。 |
Cヒュッテ〜笙ノ窟〜大普賢岳〜笙ノ窟〜ヒュッテ |
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日時:2013・1・8(火) | 天候:晴 | メンバー : Tサン・私 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
7日に山上ヶ岳に登ったTサンからその夜、「山上ヶ岳は以外にも雪が少なく、この分なら大普賢も雪が少ない筈で、明日は天気も良く何とか頂上まで行けるのでは・・・」と、大普賢岳行の誘いの電話が入る。 |
現地まで |
自宅(広陵町)(4:50発)−−−高取町−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−上北山村・和佐又ヒュッテ(6:40着) | |
所要時間:約1時間50分 | 距離:約70km |
新伯母峰トンネル南口を出、直ぐ右折し和佐又林道に入るが、結構急坂で急カーブもあって、冬季は積雪・凍結で運転には神経を使うと思われる。(私は冬季この林道を通行したことはない。) ただ幸いなことに今日は積雪も無く凍結も殆ど見られず、Tサンの運転でスムーズにヒュッテに到着。ヒュッテ前広場には1台も停まっておらず、そのうえヒュッテ入口には休業(この日のみ)の張り紙があった。 今回知ったことだが、和佐又ヒュッテは昨年12月に、それまでの経営者が退かれ、地元地区の管理に移行していた。 宿泊等については従来通り利用可能で、駐車料金1000円も継続。 |
登山コースとコースタイム |
和佐又ヒュッテ7:02−−(18)−−7:20和佐又のコル−−(53)−−8:25笙ノ窟−−(20)−−8:50日本岳のコル−−(14)−−9:21石の鼻−−(15)−−9:40小普賢ノ肩9:52−−(53)−−10:45奥駈道分岐−−(10)−−11:04大普賢岳11:55−−(6)−−12:01奥駈道分岐(奥駈道散策)12:16−−(39)−−12:55小普賢ノ肩13:04−−(16)−−13:20石の鼻−−(13)−−13:27日本岳のコル−−(21)−−14:06笙ノ窟−−(26)−−14:40和佐又のコル−−(15)−−和佐又ヒュッテ(15:00) | ||
所要時間:約8時間 | 歩行時間:約5時間20分 | 距離:約7.8km |
いくら天気が良く雪が少ないと言っても、石ノ鼻を過ぎると小普賢のトラバース・大普賢とのコルへの下り・更に大普賢への急な上り階段や急斜面のトラバースが続き、何れも日当たりの悪い北側にあるので、雪に隠れているのではないかとの危惧があった。 幸いにも今日頂上まで行けたのは、これらの箇所の障害が全てクリアされていたからであり、特に年明け以降入山された方々が残してくれた、しっかりしたトレースがあったからでもある。 もし急斜面のトラバース箇所にトレースがなかったら、その時点で引き返していただろう。 前日までに入山された方々に感謝である。 |
Bヒュッテ〜笙ノ窟〜大普賢岳〜七曜岳〜無双洞〜和佐又山〜ヒュッテ |
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日時:2011・11・17(木) | 天候:快晴 | メンバー : Fサン・私 |
ルート地図 : 地理院地図上にGPSデータを表示 | GPSデータ : Trackデータ |
当初9月8日に予定していたところ、紀伊半島南部に大きな被害を与えた台風12号のため中止になったが、 2ヶ月経ちようやく実行となった。 |
現地まで |
自宅(広陵町)(5:00発)−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−上北山村−−−和佐又ヒュッテ(6:45着) | |
所要時間:約1時間45分 | 距離:約70km |
国道169号線は台風12号の豪雨で川上村役場の北で橋が崩落し、対岸に迂回路が設定されたものの、交互通行のため待ち時間が長く、通過には時間を要する。われわれは行帰り共に10分以上待ったように思う。 和佐又ヒュッテへは、トンネルを抜けるとすぐ右折し和佐又林道を上がる。約10分でヒュッテに到着。 駐車料金は1000円、短時間(3時間程度)であれば500円 |
登山コースとコースタイム |
和佐又ヒュッテ6:57発)−−(53)−−7:50笙ノ窟−−(10)−−日本岳のコル−−(9)−−石の鼻−−(40)−−奥駈道−−(5分)−−9:08大普賢岳9:25−−(55)−−稚児泊−−(25分)−−11:00七曜岳11:20−−(65)−−12:25無双洞12:38−−(20)−−12:58昼食13:33−−(40)−−岩本新道分岐−−(30分)−−14:42和佐又のコル−−(11)−−14:55和佐又山−−(20分)−−和佐又ヒュッテ(15:19着) | ||
所要時間:8時間22分 | 歩行時間:6時間20分 | 距離:約11.6km |
Aヒュッテ〜笙ノ窟〜大普賢岳〜七曜岳〜無双洞〜和佐又山〜ヒュッテ | 日時:2010・8・8(日) | |
メンバー : オーさん・アイさん | 天候:曇り/ガスのち晴れ |
暑さが苦手な私にとって、猛暑のこの時期滅多に山に行くことはなかったが、今年は新な仲間もでき久し振りに大普賢岳に。雨は降ることはなかったものの、あいにくの天気で、展望は望めなかったが、しばし下界の暑さを忘れることが出来た。 |
現地まで |
道の駅吉野路・大淀(6:05発)−−−吉野町−−−川上村−−−新伯母峰トンネル−−−上北山村−−−和佐又ヒュッテ(6:57着) | |
所要時間:約55分 | 距離:47km |
和佐又ヒュッテへは、トンネルを抜けるとすぐ右折し和佐又林道を上がる。約10分でヒュッテに到着。 駐車料金は1000円、短時間(3時間程度)であれば500円 |
登山コースとコースタイム |
和佐又ヒュッテ(7:05発)−−(65分)−−笙ノ窟−−(8分)−−日本岳のコル−−(8分)−−石の鼻−−(40分)−−奥駈道−−(5分)−−9:15大普賢岳9:30−−(50分)−−稚児泊−−(25分)−−10:45七曜岳11:20−−(50分)−−12:25無双洞12:40−−(15分)−−12:55昼食13:20−−(40分)−−岩本新道分岐−−(50分)−−14:28和佐又のコル14:55−−(12分)−−和佐又山−−(20分)−−和佐又ヒュッテ(15:38分) | |
所要時間:8時間30分 | 歩行時間:6時間25分 |
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バリゴヤの頭 七曜岳より |
七曜岳 中央は小普岳 |
左から大普賢岳・小普賢岳・日本岳・P1505? 七曜岳より |
笙ノ窟まではこれまで何度か歩いたた道、特に危険な所はない。ここから先は階段や梯子が何箇所にも架けられているが、十分整備されているので、安全に通過でききる。途中眺めの良い”石の鼻”もあるが、ガスのため何も見えず、休憩もそこそこに頂上へ。今日は奈良県全域に雷雨の予報もでていたので、少々心配していたが、頂上は風も無く上空も明るかった。頂上で小休止し行動食を摂った後、晴れていれば素晴らしい眺めが得られたと思いつつ七曜岳へ向かう。七曜岳に着いた頃少しガスが晴れ、バリゴヤの頭や稲村ヶ岳が現れるが、大普賢岳の頂上付近は結局スッキリ晴れることはなかった。 無双洞へ下る尾根の下り始めはかなり急で滑り易く、木の根も露出しているので慎重に下る。一旦尾根は緩くなるが、無双洞手前からは急斜面のつずらおれの道となる。無双洞では沢の流れでハンカチを絞り汗を拭くが、落石の恐れが無いとは云えず、少し先のを涸沢で昼食タイムとした。この涸沢から底無井戸まで暫く登りが続く。途中には岩場もあるがクサリもあり、足場もしっかりしているので危険には感じなかったが、この付近では何件か転落事故があったと聞いた。 底無井戸は前回来た時には登山道の横にあったように思ったが、付替えられたようで登山道から離れた所にあった。底無井戸の先にも滑落注意の看板もあったが、この箇所を過ぎると和佐又のコルまでほぼ水平の穏やかな道となる。 和佐又のコルでコーヒータイムの後、和佐又山を経由し、ヒュッテへ下った。 |
@ヒュッテ〜大普賢岳〜七曜岳〜無双洞〜ヒュッテ | 日時:1994・10・23(日) |
メンバー : 大槻・西上・楠神・窪田・神山・坂本 | 天候:晴れ |
現地まで |
JR王寺駅−−−橿原市−−大淀町−−川上村−−大台ケ原駐車場----尾鷲辻----牛石ケ原----大蛇グラ----シオカラ谷----大台ケ原駐車場−−和佐又山キャンプ場(泊) |
登山コースとコースタイム |
10/23 | キャンプ場----笙ノ窟----大普賢岳----国見岳----水曜岳----無双洞----キャンプ場 |
キャンプ場----(3時間25分)----大普賢岳----(5時間)----キャンプ場 (コ−スタイムには休憩時間も含む) |
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大普賢岳 | ヒュッテ前 |
その他・山行等 |
和佐又山と笙ノ窟 和佐又口〜和佐又山 山上ヶ岳〜伯母谷覗 |