台高・加茂助谷ノ頭 ・ テンネンコウシ高 ・西谷高 三重県大台町・紀北町 |
これらのエリアは入山者も少なく、道が無いのが普通であって、道があっても不鮮明だったりする。また尾根も広い所も有って、注意を怠ると思わぬ尾根に入り込んだりすることもある。入山に当っては国土地理院の地形図、もしくはそれに相当する精緻な地図とコンパスは必携。できれば、現在位置を正確に知ることができるGPSの持参が望ましい。当然、登山初心者だけでの入山は避けたほうがよい。 |
![]() ↑日出ヶ岳〜テンネンコウシ高・西谷高 |
![]() ↑駐車場〜尾鷲辻〜堂倉山〜地池高 |
![]() |
地池高〜加茂助谷の頭〜大台林道〜粟谷小屋→ |
堂倉山・地池高・マブシ嶺(コブシ嶺) | ||
C191027'西谷高 | D'220701テンネンコウシ高 | E'230511西谷高 |
@140910'大台林道〜加茂助谷ノ頭往復 | A'141008テンネンコウシ高 | B'141018〜19堂倉山〜加茂助谷ノ頭 |
E日出ヶ岳〜西谷高〜日出ヶ岳 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2023.5.11(木) | 天候 :快晴 | メンバー :YOサン | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
前回の千石山ではシャクナゲが綺麗にさ咲いていたので、大台ヶ原でも見頃になっているのではと思い出掛けることに。 大台ケ原ではシオカラ谷〜大蛇ー間で多く見られるが、今回は日出ケ岳から大杉谷方面に下り、途中で大杉谷道と別れ、西谷高へ向かうことにした。 |
現地まで |
広陵町5:55−−橿原市−−桜井−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−7:45大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :80km | 所要時間 :1時間50分 |
今日は天気は良いが、平日でもあってか、駐車場は半分以上の空有り。 |
登山コ−スとコ−スタイム |
大台ケ原駐車場8:00----(41)----8:41日出ヶ岳8:50---(18)----9:08西谷高分岐9:11----(30)----9:41「P1525」---(53)----10:34西谷高11:14----(58)----12:12「P1525」----(14)----12:26休憩12:36---(14)----12:50西谷高分岐-----(21)----13:11日出ヶ岳13:28----(37)----14:05駐車場 | |||
所要時間 :6 時間05分 | 歩行時間 :4時間46分 | 歩行距離 :9.0km | |
累積標高:+702m/-706m | 山で出会った人:頂上まで多数、西谷高ルートでは0人 |
大杉谷道を離れると、西谷高まで踏み跡が有る所もあるが、登山道と言えるものは無い。西谷高までにはシャクナゲのブッシュ、岩稜、痩せ尾根があり、直進するか迂回するかは、自己判断となる。 尚、コース中盤までは、枝に小さく巻き付けたテープと、古く朽ちかけたロープが、進路見極めには役にたった。 |
D日出ヶ岳〜テンネンコウシ高〜ミネコシ谷〜日出ヶ岳 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2022.7.1(金) | 天候 : 晴れ時々曇り | メンバー :YOサン | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
連日の猛暑を避けるため、標高の高い大台ケ原駐車場から行ける山として、久しぶりにテンネンコウシ高に行ってみることに・・・ |
現地まで |
広陵6:00−−−桜井市−−(鹿路トンネル)−−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−7:49大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :79.8km | 所要時間 :1時間49分 |
登山コ−スとコ−スタイム |
大台ケ原駐車場8:04---(33)---8:37展望デッキ8:44---(7)---8:51日出ヶ岳9:11---(27)---9:38ミネコシ---(9)---9:47シャクナゲ平---(29)---10:16シャクナゲの森(テンネンコウシ高)分岐10:18---(11)---シ10:29シャクナゲの森---(13)---10:42テンネンコウシ高---(19)---11:01奥(1420m)のピーク11:14---(17)---11:31テンネンコウシ高---(9)---11:40シャクナゲの森12:09---(6)---12:15裕ー13:23---(6)---12:29ミネコシ谷---(14)---12:43尾根合流12:46---(59)---13:45大杉谷登山道合流---(5)---13:50日出ヶ岳14:32---(32)---15:04駐車場 | |||
所要時間 :7時間 | 歩行時間 :4時56分 | 歩行距離 :11.0km | 歩数: |
累積標高差:+777m/-763m | 山で出会った人:日出ヶ岳−テンネンコウシ高間は0人 |
分岐〜シャクナゲの森〜テンネンコウシ高〜奥のピーク 分岐は大杉谷道を下り、約1430mピークの左側(西側)の斜面を巻き終わった箇所で、日出が岳まで2,2kmと表示された道標が目印。ここを鋭角的に右折れし、今度は東斜を緩やかに上がって行くトラバース道進むと、シャクナゲの森と書かれたプレートが掛かったテンネンコウシ高の西側の鞍部に着く。 鞍部から東へ行くと、直ぐ岩稜が現れる。直登も可能なようだが、前回同様尾根北側をトラバース気味に進んだ後、尾根に上がると間もなく頂上に着く。残念ながら頂上は樹林の中に有って、展望は無い。 テンネンコウシ高を遠くから眺めると、直ぐ東にもう一つ顕著なピークが在り、以前から気になっていたので、今回立寄ってみることにした。 当然一旦鞍部まで下る訳だが、テンネンコウシ高の東側が急な岩稜となっていて、この時点で引き返すことも考えたが、北側(左)を迂回することで何とか鞍部へ降りることができた。こちらのピークもまた樹林に覆われ展望は得られなかった。 シャクナゲの森〜裕ー・ミネコシ谷〜日出ヶ岳 ネコシ谷へはこの鞍部(シャクナゲの森)から、約1340mピークの南斜面を裕ーへトラバースするように踏み跡が通じている。約1340mピークの伐採された南斜面は一部崩れた所はあったが、一歩一歩慎重に足場確保しながら何とか通過する。トラバースと終えると樹木に覆われた小ピークが前方に見える。このピークが裕ーで、以前は”裕ー”と書かれたプレートが無造作に置かれていたが、今回は見当たらなかった。上に上がると展望は良く地池高やテンネンコウシ高が良く見える。 裕ーからテープに従いミネコシ谷に下ってゆくが、こちらも一ヶ所表土が流れた箇所が有ったが、岩盤には足掛かりがあり、通過には支障なかった。 ミネコシ谷は流れも穏やかで、渡渉箇所に困るようなことも無い。左岸は約1430mピークの伐採された南斜面の下部で明るく、右岸には美しい森が広がっている。とても気持ちの良い谷だ。 谷を渡った右岸からは、道らしきものは見あたらないが、テープだけは要所に打たれており、尾根取付き箇所まで誘導される。また尾根に上がるルートにも、歩き易い箇所に上手くテープが打たれ、難なく目標の尾根に到着する。 前回は目印のテープを忠実に辿ったが、今回はテープに関係なくシャクナゲのブッシュ以外は出来るだけ尾根芯近くを歩いた。 後半は足元が背の低い笹原に覆われた、美しい広葉樹主体の広い斜面に変わる。笹原に延びるトレースは濃くなったり、薄くなったりだが、極力トレースを見逃さないように上を目指す。 この広い笹原の尾根(斜面)を抜け、再び尾根に上がると大杉谷登山道も近い。 |
C日出ヶ岳〜粟谷小屋〜大台林道〜西谷高〜日出ヶ岳 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2019.10.27(日) | 天候 : 曇り後晴れ | メンバー :Iサン | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
現地まで |
自宅5:00−−橿原市−−桜井−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−7:00大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :約83km | 所要時間 :約2時間 |
紅葉の時期で日曜日、駐車場に到着時した時点で空は僅か、後10分も遅れていれば、路駐になったかも知れない。 下山時には、駐車場下1kmの川上辻まで路駐があった。 |
登山コ−スとコ−スタイム |
大台ケ原駐車場7:16----(37)----7:53日出ヶ岳7:58---(79)----9:17粟谷小屋9:26---(21)----9:47土倉古道入口---(12)----9:59尾根取付-----(71)----11:20西谷高11:45----(52)----12:37「P1525」12:49----(27)----13:16大杉谷道合流13:25----(16)----13:41日出ヶ岳13:56----(33)----14:29駐車場 | |||
所要時間 : 約7時間13分 | 歩行時間 :約5時間48分 | 歩行距離 :約13.4km | |
累積標高:+1024m/-1019m | 山で出会った人:頂上まで多数、大杉谷道で1人、粟谷小屋で5,6人、西谷高ルートでは0人 |
粟谷小屋〜尾根取付 大台林道は粟谷小屋から先は路面が荒れ、車両は通行止め(ゲート有り)となっているが、歩行には全く支障は無く、土倉古道の入口まで、小屋から約1.2km荒れた林道を歩く。林道にはゲート等はないが、この地点から先は、歩車共に通行止めとなっいる。この先で林道が崩落しているのだろう。 矢印に従い迂回路を上がり、土倉古道に入る。この道は当然初めてだが、意外とシッカリした道で、短い区間だが尾根取付きまで古道歩く。 尾根取付から西谷高(東尾根) 西谷高東尾根から派生する枝尾根に取付く箇所には、それと判る目立ったテープがあり、躊躇なく取付く。上り始めは急だが、こまめにテープが打たれていて、東尾根まで迷うことはない。東尾根に合流して暫くは障害物となるような物は無く、順調に歩を進めるが長続きはせず、岩稜、岩場、シャクナゲのブッシュが次々現れる。テープは尾根芯には有るのだが、肝心な岩場下にはテープがな無いことが多く、直登するのか、左右に巻くのかは自己判断となる。現に一ヶ所判断を誤り、足場の悪い斜面を大きく迂回することもあった。 西谷高〜大杉谷道 東尾根のような大きな岩場がないが、シャクナゲのブッシュや厳しい痩せ尾根が数ヶ所あり。 東尾根に比べテープも多く有り、コース取りに困るような箇所は余りなかったが、痩せ尾根のトラバースで緊張するところも有って、決して楽な尾根ではない。 なお、この区間において、かなり古いロープ(中にはコケが付いているのも有り、体重は掛けられない)を多く見かけた。かなり以前には、今よりもこの尾根が歩かれていたのだろうか? 進路が不鮮明な箇所ではこのロープを参考にした。 |
B地池高〜加茂助谷ノ頭 & 大杉谷「堂倉滝〜光滝」往復 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2014.10.18(土)〜19(日) | 天候 : 10/18晴れ・10/19晴れ→曇り | メンバー :Fサン・Iサン | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
2年前に初めて地池高に行った時から、加茂助谷ノ頭まで縦走出来ればと思っていたが、入山者も少なく明瞭な踏み跡もない。そのうえ大台町と紀北町の境界線上に連なるこの尾根は、標高は低く起伏も小さいものの、尾根は広く方向も何度も変る複雑な地形で、手強そうな感じがして踏ん切りがつかなかった。 ところが加茂助谷ノ頭だけなら、大台林道から「日帰りで十分往復可能では」と思い、先月これを実行。幸い加茂助谷ノ頭から安全に下山出来るルートが確認出来た。更に先月末、地池高とその先のP1344まで足を延すこともできたことで縦走に目どがつき、今日の実現となった。 ネットではこのコースを殆どの方が日帰りで周回されているが、我々は1泊2日の日程を組んだ。 粟谷小屋で一泊することで、一日目に時間的余裕が生まれ、複雑な地形の未踏区間(P1344と加茂助谷ノ頭手前の間)の進路見極めにも十分な時間が割け、コースミスを犯すことも無く通過できた。 また2日目も日出ヶ岳に上り返すだけでは、時間も大幅に余ることになり、その分大杉谷の滝見物に廻すことができ、充実した2日間を過ごすことが出来た。 |
現地まで |
自宅4:15−−橿原市−−高取町−−(R169)−−大淀町−−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−6:17大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :約87km | 所要時間 :約2時間 |
登山コ−スとコ−スタイム |
10/18 大台ケ原駐車場6:33----(32)----7:05尾鷲辻----(19)----7:24マブシ嶺分岐8:32----(9)----7:41堂倉山---(60)----8:43地池高8:57---(23)----9:20「P1344」---(80)----10:54「P1276」---(40)----11:39下山分岐 ----(15)----11:56与八郎高----(5)----12:07加茂助谷ノ頭----(5)----12:17与八郎高13:05---(6)----13:11下山分岐-----(40)----13:51大台林道14:00----(70)----15:15粟谷小屋(泊) | |||
所要時間 : 約8時間42分 | 歩行時間 :約6時間40分 | 歩行距離 :約15km | 歩数:約26000歩 |
10/19 粟谷小屋6:30 ----(4)----6:34大杉谷分岐----(43)----7:17堂倉滝----(20)----7:43与八郎滝---(10)----隠滝----(10)----8:11光滝---(45)----9:10堂倉滝-----(55)----10:13大台林道---(7)----10:20粟谷小屋11:08---(26)----11:34堂倉小屋分岐---(16)----11:50シャクナゲ坂・裕ー分岐---(10)----12:01シャクナゲの森---(6)----12:10裕ー---(5)----12:22ミネコシ谷---(17)----12:45尾根---(57)----13:52大杉谷道合流----(6)----13:58日出ヶ岳----(38)----14:44大台ヶ原駐車場 | |||
所要時間 : 約8時間12分 | 歩行時間 :約6時間15分 | 歩行距離 :約12km | 歩数:約21000歩 |
尾鷲辻〜堂倉山 尾鷲辻から6〜7分程で、尾鷲道が大きく右に折れ、下って行くが、今回は此処を左に入り、最短コースでマブシ嶺と堂倉山分岐まで行く。 分岐は尾根も広く、涸れた木の幹に赤いペンキの分岐の目印がなければ、マブシ嶺方向に進んでしまうかも知れない。堂倉山頂上は傾斜も無く、だだっ広いところで、三重県の無線中継所があるのみで、展望も全くない。なおマブシ嶺との分岐から頂上まで、道らしきものはない。 堂倉山〜地池高 頂上から少し先で急に尾根が落ち込んでいるが、此処は右に回り込むように下る。急な箇所は此処くらいで、以降地池高の鞍部手前まで緩やかに下る。正面に何本もの大木の倒木が現れると左に回りこみ、シャクナゲの群落の間をすり抜ると鞍部に着く。鞍部付近は大きく開け、これから行く地池高や、北西方向には正木嶺も望むことができた。又直ぐ北には1432mピークと思われる岩峰も、迫力ある姿を見せている。 鞍部を過ぎると再び樹林内の緩やかな上りとなり、地池高から西に延びた尾根に上がる。後は樹林の緩やかな尾根を20分ほどで地池高だ。頂上まで数箇所ちょっとした岩場があるが、直進できないところは、いずれも左にテープがあり踏み跡も付いている。 頂上は開放感はあるが、展望は今一つだ。 地池高〜P1344 今度は広い尾根を南へ・・、一段と倒木が多くなり、倒木を迂回しながら、鞍部へ下る。かなり以前に伐採されたと思われる鞍部は大きく開け展望は良く、堂倉山は勿論、東には加茂助谷ノ頭の秀麗な姿が望める。 続くP1344へは、ほんの僅かな上りがあるだけで、時間も掛からない。ただこちらも倒木は多く、尾根筋は荒れているのだが、展望はすこぶる良い。ピーク西側では正木嶺・日出ヶ岳・地池岳が、ピーク東側ではテンネンコウシ高に加茂助谷の頭、遥か遠くには迷岳まで・・・、そして熊野灘がクッキリと見えている。初めて見る絶景だ。 P1344〜加茂助谷ノ頭 倒木を迂回しながら次のピークの鞍部まで下る。次の約1305mピークの南面斜面は伐採され見通しは良く、右手に海を見ながら上る。今日のように晴れて見通しが良ければ、地池高からこのピークまでは特に問題は無い。しかし、約1305mピークから先、尾根は樹林に覆われ、そのうえ尾根は広く、向きも何度も変化しており、晴れた日でもコンパス・地形図・GPSが無ければ進路をを見極めるのは難しい。 約1305mピークの下りからP1276手前の尾根に入るまで、何度もGPSで現在地を確認し、地形図とコンパスで、進路を確認した。この間を抜けると、P1276から僅かに下り、50mほど上ると快適な尾根となり、加茂助谷ノ頭へと続いている。 加茂助谷ノ頭〜大台林道〜粟谷小屋 @参照 粟谷小屋〜シャクナゲ坂 大台林道から日出ヶ岳へは、地形図には二本のルートが記載されているが、今回は粟谷小屋前の水場近くの斜面から、シャクナゲ坂から北東に延びた尾根に上がり、谷筋の道、堂倉小屋からの道と順次合流して、日出ヶ岳への登山道に出た。 このルートは粟谷小屋のご主人に教えて頂いたもので、自然林の中、踏み跡は不鮮明なところもあるが、マーキングテープが要所にあり、迷うこともなく日出ヶ岳への道に導かれた。 シャクナゲ坂〜裕ー・ミネコシ谷〜日出ヶ岳 シャクナゲ坂の階段道が、約1430mピークの右側の斜面を巻き始める箇所の左に道標がある。裕ーへの道は此処でシャクナゲ坂と別れ、このピークの左斜面を、テンネンコウシ高の西側の鞍部(シャクナゲの森)に向かって、緩やかに上がっている。 以降A参照 |
A日出ヶ岳〜テンネンコウシ高〜ミネコシ谷〜日出ヶ岳 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2014.10.8(水) | 天候 : 曇り・ガス | メンバー :Tサン・Fサン | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
カタカナの変わった名前のこのピークは、日出ヶ岳から大杉谷へ下る登山道から外れた尾根上にある。大杉谷登山道から短時間で往復出来そうだが、このためだけで出かけるのも・・・と思っていたら、テンネンコウシ高からミネコシ谷に下り、右岸の尾根から日出ヶ岳近くに戻るルートがあることをネットで知る。 |
現地まで |
自宅5:30−−橿原市−−高取町6:00−−(R169)−−大淀町−−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−7:30大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :約87km | 所要時間 :約2時間 |
登山コ−スとコ−スタイム |
大台ケ原駐車場7:47----(43)----8:30日出ヶ岳8:42----(27)----9:09ミネコシ---(11)----9:20シャクナゲ平---(20)----9:51テンネンコウシ高分岐---(17)----10:15シャクナゲの森---(17)----10:35テンネンコウシ高10:38-----(12)----11:50シャクナゲの森11:05----(6)----11:11裕ー11:24----(6)----11:30ミネコシ谷12:03----(18)----12:21尾根合流----(60)----13:38大杉谷登山道合流----(6)----13:46日出ヶ岳14:07----(32)----14:39駐車場 | |||
所要時間 : 約6時間50分 | 歩行時間 :約4時間35分 | 歩行距離 :約8.8km | 歩数:約17000歩 |
日出ヶ岳〜テンネンコウシ高分岐 日出ヶ岳から大杉谷に向かって長い階段を下る。5分程下った所に分岐を示すテープあり、帰りはミネコシ谷からこの分岐に帰ってくる予定の箇所だ。テンネンコウシ高への分岐は、日出ヶ岳と堂倉小屋の中間より、更に堂倉小屋寄りの約1430mピーク手前に有り、テンネンコウシ高はこのピークから東に延びた尾根上にある。尚シャクナゲ坂はこのピークの左(北西斜面)を下っている。 テンネンコウシ高分岐〜テンネンコウシ高 テンネンコウシ高へは約1430mピークを越え、そのまま下って行けばいいのだが、トラバースして行こうとした為手前の尾根を下ろうとしたりし、かえって時間を要してしまった。 約1430mピークを下った鞍部を越すと、直ぐ岩稜が現れる。直登も可能なようだが、左にテープが有りそれに従う。再び尾根に上がると、テンネンコウシ高のピークは近い。 頂上は樹林の中にあり、展望はない。 テンネンコウシ高〜ミネコシ谷 再び鞍部まで戻り、南側に展望の良い岩場があったので、此処で小休止をする。尚この鞍部にはシャクナゲも無いのに、”シャクナゲの森”と書かれたプレートが立っていた。 ミネコシ谷へはこの鞍部から明瞭な道が続いている。岩場からは、約1430mピークから間違って下りかけた尾根の先端にある小さなピーク下を越えている道がハッキリ見て取れる。この道は一部崩れた所はあるが、何とか通行可能だ。とりあえず小ピーク(岩場)まで行ってみることにする。小ピーク下の地面には”裕ー”と書かれたプレートが無造作に置かれていた。登れそうなので上がって見るが、ガスのため展望は今一つだ。 裕ーからテープに従い斜面を下ると、再び道は明瞭なとなり、谷まで下って行く。 ミネコシ谷は流れも穏やかで、渡渉箇所に困るようなことも無い。左岸は約1430mピークの伐採された南斜面の下部で明るく、右岸には美しい森が広がっている。とても気持ちの良い谷だ。 ミネコシ谷〜日出ヶ岳 谷を渡った右岸からは、道らしきものは見あたらないが、テープだけは要所に打たれている。これだけきっちりとテープがあるとは思いもよらなかった。尾根に上がるルートにも、歩き易い箇所に上手くテープが打たれ、難なく目標の尾根に到着する。 後は尾根芯を忠実に辿るものと予想していたが、前半は尾根の左(南斜面)にルートが設定されている。どうやら尾根上は倒木や繁茂したシャクナゲが障害となっているのかも知れない。 後半は背の低い笹原の尾根の変わる。尾根も可也広くなっており、こんなところにも丁寧にテープが打たれているため、迷うことも無い。ただこの尾根を下る場合、このテープが無ければ、可也注意が必要だろう。 この広い笹原の尾根(斜面)を抜けると、大杉谷登山道も近い。 |
@日出ヶ岳〜大台林道〜加茂助谷ノ頭〜大台林道〜日出ヶ岳 | ページ先頭へ | ||
日時 : 2014.9.10(火) | 天候 : 晴れ | メンバー :単独 | |
地理院地図 : 地理院地図上にGPS軌跡を表示 GPSデータ : Trackデータ 圧縮ファイル |
加茂助谷ノ頭はかねてから登りたいと思っていたのだが、堂倉山から地池高を経る尾根ルートは大きな起伏はあまり無いようだが、複雑な地形で距離も長くなり、体力を考えれば日帰りは無理かと思われた。 また日出ヶ岳から堂倉小屋に下り、大台林道から往復する手もあるが、帰りの日出ヶ岳までの標高差600mの上りを思うと、中々踏ん切りがつかなかった。しかし秋の気配を感jるようになり、日没も次第に早くなることを思うと、この時期を外すと来季に成りかねず、8月のサボりで体力面の不安もあったが、目的地11時を目途に駐車場を出発する。 今回、何とか大台林道から往復でき、加茂助谷ノ頭からの下山ルートが確認できたことで、堂倉山から縦走する目どもついた。日が短くなる紅葉シーズンでも粟谷小屋で一泊すれば、余裕を持って周回できそうだ。 |
現地まで |
自宅4:45−−橿原市−−高取町−−(R169)−−大淀町−−−吉野町−−(R169)−−川上村−−(R169)−−上北山村−−−6:43大台ケ原駐車場 | |
走行距離 :約87km | 所要時間 :約2時間 |
朝早めに出たことで道は走りやすく、予定より若干早く駐車場に到着。 平日でもあり、駐車は20台程度と少な目。 |
登山コ−スとコ−スタイム |
大台ケ原駐車場7:01----(33)----7:36日出ヶ岳7:46----(21)----8:07ミネコシ---(7)----8:14シャクナゲ平---(35)----8:50粟谷小屋分岐---(12)----9:02堂倉小屋9:10---(34)----9:44堂倉橋-----(11)----9:55登山口10:00----(46)----10:46主稜線----(8)----10:55与八郎高----(7)----11:02加茂助谷ノ頭----(5)----11:07与八郎高11:26----(4)----11:30分岐----(30)----12:00登山口---(11)----12:11堂倉橋---(41)----12:52堂倉小屋13:00---(4)----13:04粟谷小屋---(20)----13:24堂倉小屋分岐---(55)----14:23シャクナゲ平---(10)----14:33ミネコシ----(36)----15:09日出ヶ岳15:26----(32)----15:58駐車場 | |||
所要時間 : 約9時間 | 歩行時間 :約7時間40分 | 歩行距離 :約19km | 歩数:約36000歩 |
大台林道〜加茂助谷ノ頭 往路 地理院の地形図では、大台林道が堂倉橋を渡り北に向きを変えた先で、山道を示す破線が2本有る。1本は加茂助谷ノ頭の南西に上がり、もう1本は更に200〜300先で山腹を巻きながら沖見峠へと上がっている。 地形図に表示されていても、既に廃道になっている場合も多いが、山側が崖になっている林道では、取り付き点(登山口)は限られている。今回は手前のルートから上がる予定で、上れそうな箇所を探しながら歩いていると、上るには支障ない岩がゴロゴロした枯れ沢状の谷があって、木の枝にも古いがテープも付いている。GPSを確認すると手前ルートの林道側取り付きと一致、スンナリ見つかりホットする。 岩がゴロゴロした涸れた谷筋には踏み跡は全く見当たらず、歩き易いところを見つけ尾根を目指し上がる。林道近くは傾斜も緩く、岩があるためか谷の前半は植林はされず、自然林が残っている。 谷は途中で二つに分かれるが、左側の方が早く尾根に到達するかと思い、左を採るが植林内は尾根が近付くと可也の急傾斜となった。このためトラバース気味に右方向に上がって行き、潅木を掻き分けると尾根上の少し盛り上がったコブに上手く飛び出た。 尾根の左は植林だが、右は伐採?されたのか開けており、古びた金網フェンスが上に延びている。このフェンスは上部の植林に入ったところで終わり、以降主稜線まで植林内を歩く。主稜線の近くでは尾根も広いので、帰りは要注意箇所だ。植林が途切れたところが主稜線との合流点で視界も開け、前方には熊野灘も見えている。 ここから目的地まであと僅か、広い尾根の中心を外さないように進むと一つ目の岩稜に到着、すこぶる展望はよく、与八郎高のプレートが掛かっている。ここから加茂助谷ノ頭は目と鼻の先、僅かに下り、上り返すこと6〜7分で到着。残念なことに展望は殆ど利かないので、与八郎高に戻り展望を楽しみながら昼食を摂る。 復路 再び尾根分岐まで戻り植林の広い尾根に入る。上りでは気づかなかったが、尾根が枝分かれしている。左を数十メートル進みGPSでチェック、上りのルートからズレていることを確認し、右にシフトする。 また植林内で古道らしき分岐もあったが、今日は単独行動のため安全を考え、往路を辿ることとし、往路で上がった尾根上のコブまで戻る。 潅木を掻き分け下ると、左側には植林の中をフェンスが真っ直ぐ下に延びている。このフェンスに沿って歩くことにするが、以外にも傾斜も緩く歩き易い。フェンスが切れたあとは足場の良さそうな箇所を選んで下り、岩がゴロゴロした谷に降り立つ。丁度往路で左にコースを採った付近に戻ったことになった。後は岩がゴロゴロした自然林の谷筋を下り、大台林道に戻る。 |
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